”リボーン・さっぽろ・ゼロカーボン” 札幌市が新たな省エネルギー推進制度を新設

大好き札幌
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2月2日の北海道新聞に、札幌市が新たなゼロカーボン制度を今年の5月から運用するとの記事が掲載されました。

その名も「都心における持続可能なゼロカーボン都市開発推進制度」

もう一度言います。

「としんにおけるじぞくかのうなゼロカーボンとしかいはつすいしんせいど」

難しい名前ですね。息継ぎが必要なくらいですね (^_^;)

まあ、名前の難しさは置いておくとして、気候変動対策に大きな関心を持つボクとしては見逃せない新制度だと感じましたので、ちょっくら勉強してみました。
そして最後に悪ノリして、わかりやすく(?)ネーミングもしてみましたので、ぜひ最後までお読みください。

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環境首都・SAPPORO

札幌市は、比較的早い時期から”地球環境問題への対応”を市政の最重要課題の一つと位置づけ、意識醸成などに積極的に取り組んできました。

その高い問題意識を世界に発信するため、2008年6月25日、札幌コンサートホールKitaraで開催された「環境首都・札幌」宣言市民式典にて、世界に誇れる環境都市を目指す「環境首都・札幌」を宣言しました。

それから10年たった2018年、次世代の子どもたちが笑顔で暮らせる持続可能な「環境首都・SAPPORO」を都市の将来像として設定しました。

その後、2018年には内閣府から「SDGs未来都市」にも選定されるなど、「環境首都」を目指していく取り組みを進めてきています。

新制度の概要 ~ 脱炭素を重視した都心の再開発

札幌市では、2018年に「都心エネルギーマスタープラン」を策定し、札幌都心の低炭素で持続可能なまちづくりのビジョンとその実現に向けた戦略を提示しています。

<都心エネルギーマスタープランの概要(出所:札幌市

この「都心エネルギーマスタープラン」の推進に向けて、都市開発と連動して省エネルギー施策を一体的に進めるための具体的な「誘導推進制度」が今般運用が開始される「都心における持続可能なゼロカーボン都市開発推進制度」です。

<目的>
 都市開発と連動して、まちづくりとエネルギー施策を一体的に展開するため、一定規模以上の新築及び大規模改修などを対象とした計画段階での事前協議、運用後の実績報告公表・表彰制度、都心の脱炭素化に向けた取組への支援からなる制度を構築する。(札幌市資料より)

難しい書き方してますが、要するに札幌の都心部における建物の新築や増改築などに対し、事業者が省エネなどに資する対応をした場合に容積率の緩和などの優遇を行うことで対応を促すというものです。

優遇対象となり得る取組

 建物を新築や増改築する際に、省エネ化や地域熱供給システムの活用など以下に掲げるような対応が優遇措置の対象となり得ます。

都心の脱炭素化に向けた取組都心の強靭化に向けた取組快適・健康な都心の実現に向けた取組
●建物の省エネルギー化
 建物省エネ性能の向上(ZEB化)
 省エネ効率の高い機器・設備の導入
 再生可能エネルギーの導入
●熱エネルギーの面利用
 地域熱供給の利用
●低炭素電力の利用
●電力自立機能の強化
 自立分散電源の拡充

 (コージェネなど)
●帰宅困難者対応
 一時滞在施設の整備など
●防災性の向上
 地域連携や防災ルールの確定など
●歩きやすまちづくり
 バリアフリーなど
●季節感のある屋外空間の創出
 緑化、植栽など
●快適な屋内滞在空間の創出
 快適な屋内空間環境
 潤いの創出
(札幌市資料より)

表中にある地域熱供給に関しては、札幌市では株式会社北海道熱供給公社が、木質バイオマスなどの再生可能エネルギーや北ガス札幌発電所から排出される排熱を活用し、また天然ガスコージェネレーションを活用した自立分散型のエネルギーセンターを複数展開しており、これらを都心の再開発案件に積極的に導入促進していくものと考えられます。

(㈱北海道熱供給公社ホームページより)

優遇措置

最大の優遇措置は容積率の緩和です。

従来も地域熱供給との接続をした場合に容積率緩和措置があったのですが、建物の省エネルギー化への取組も緩和の対象取組に加え、さらに緩和容積率も拡大しました。
この改定により、これまでは最大50%であった緩和容積率が最大130%へと拡充されました。

(札幌市資料より)

この他、優れた取組に対しては、表彰したり公表したりする制度も予定しているようです。

ワクワクする言葉で発信を!

さて、札幌市が始める新たな省エネルギー推進制度について、期待を込めてひと通り紹介してきましたが、実は個人的にはとっても気になることが一つ。
制度の内容についてではないのですが、なんだと思います?

話は飛びますが、北海道新聞が先月1月の後半、ある特集を組んでいました。

<時代のモノサシ 考察・福岡経済>という特集で、「日本一元気なまち」と言われる福岡市の活力にスポットを当てながら、一見同じような都市の規模である札幌市の将来像について8回に渡って考察していました。

かねてより福岡の都市運営に非常に関心を持ち、また羨望も感じていたボクにとっては、大変興味深い特集でした。

次代のモノサシ 第2部 考察・福岡経済:北海道新聞 どうしん電子版
北海道新聞のニュースサイト「どうしん電子版」では北海道内の最新ニュースのほか、北海道外の話題や出来事をまとめてお届けします。

その最終回は、福岡市の高島宗一郎市長へのインタビューでした。

その中で、市長は中心部の再開発事業「天神ビックバン」について問われ、こんなことを語っています。

「発信力とは、聞いた人が第三者に伝えられるほどシンプル、かつワクワクする言葉を打ち出せるかどうかが勝負だと思います。『再開発事業』だけでは、単なるハード整備の事業だと思われてしまう。天神ビッグバンは、国内外のトップ企業の誘致などでクリエーティブな仕事を生み、福岡の市民所得を上げるソフト事業だと発信しています」

そう、ワクワクする言葉で発信できるかがどうかが、事業の成否を左右するというのです。
事業の中身以上に。
いや、そういうソフトパワーも含めて事業そのものなのでしょう。

全く同感です。

そして残念ながら、札幌市の一連の取り組みを見ていて常々思うのが、「ワクワク感の発信を重視していないし、上手でない」ということです

「まちづくりは『とがり』が大事。発想は世界の中の福岡」 高島市長、地方変革の思考法 <次代のモノサシ第2部 考察・福岡経済⑧>:北海道新聞 どうしん電子版
 福岡市と比較しながら札幌市や北海道の将来像を考える連載の最後に、都市経営への考え方や地方都市が描くべき将来像について高島宗一郎・福岡市長(47)に聞いた。(聞き手・金子俊介、写真・富田茂樹)...

札幌は「環境首都」を標榜しています。

ならば、環境保全に関する取り組み、世界的に注目されているゼロカーボンに向けての取り組みなんかは、聞いた人が「第三者に伝えられるほどシンプルでワクワクする言葉」で発信したらよいと思います。
そうして、市民にも分かりやすいインパクトのあるコンセプトとして共有していくことが重要だと思います。

そんなわけで、札幌市のゼロカーボン事業を発信するための言葉を、恥ずかしながら考えてみました!
出来がいいかどうかはわかりません。ワクワクするかもわかりませんが、とりあえず披露させていただきます(^_^;)

リボーン・さっぽろ・ゼロカーボン!!

はぁ??

り、REBORN SAPPORO Zero CARBON

・・・・

「ゼロカーボン都市に生まれ変わる札幌」みたいな意味で、語呂合わせもしてみたつもりです。

いかがでしょう???

秋元市長、もしもこのブログをご覧になったら、市の環境事業のスローガンとしてご一考を!

最後に、ボクは気候変動への警鐘・対応に関する本をそれなりに読んできたつもりですが、その中で最も影響を受けた本を一冊だけ紹介させていただきます。
「グローバル・グリーン・ニューディール(ジェレミー・リフキン 著)」
ご関心のある方は以下のリンクから参照してみてください。

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