ESSAY|人と社会

「一隅を照らす――足元から、まちの構造を考える」④一隅から、世の中全体を見る

前回、「一隅」という言葉について、少し違った角度から考えてみました。自分が受け持つ一つの場所。それが家庭であれ、職場であれ、地域であれ、そこに灯をともすことが、やがて千里を照らす光になるのではないか、と。 ところで、ここで一つ、考え...
ESSAY|人と社会

「一隅を照らす――足元から、まちの構造を考える」③「一隅」は、千里を照らす光

前回、「一隅を照らす」という最澄上人の言葉から、国の宝は人であり、その先に見ていた社会である、という考察をしました。ここで、少し面白い話があります。 「一隅を照らす」は、現存する上人の自筆では「照千一隅」と書かれており、その読み方や...
ESSAY|人と社会

「一隅を照らす―足元から、まちの構造を考える」②「国の宝」とは、人だった

第2話 「国の宝」とは、人だった 前回、最澄上人が残した「一隅を照らす」が「国の宝」につながっていることに触れました。「国の宝」と聞けば、私たちは何を思い浮かべるでしょう。美しい寺院仏像絵画歴史的な建物 けれど最澄上人が「国宝...
ESSAY|人と社会

 「一隅を照らす――足元から、まちの構造を考える」①一隅を照らす

第1話 一隅を照らす 先日、ある文章を読んでいて、ふと目に留まった言葉がありました。「一隅を照らす」 天台宗を開いた最澄上人に由来する言葉として、広く知られています。一隅とは、片隅のこと。自分が置かれたその場所で、自分のできる...
LIFE|日々のこと

展覧会の《二つの》絵

見慣れた絵とはまるで違う「同じ絵」。一枚の絵がこんなにも違う顔を持っているとは…。 恒例の札響名曲コンサート。今回のテーマは「トランスクリプションの魔法」。原曲に別の音楽家が解釈を加え、編曲によって新しい世界を開く。そんな音楽の可能...
ESSAY|人と社会

何者にもならない

人はなぜ、そこにいるのか。前々回、そんなことを書いた。 では、自分はどうだったのだろう。気がつけば、まだここにいる…。今のところ、それ以上にうまい説明は見つかっていない。それも、小石につまづきながら…。 もっと大きな仕事がした...
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小石につまずく

前回、「人間なんてそんなものだ」と書いた。 書いてしまった。 人間の動機なんて、立派な志とささやかな虚栄心が入り混じっているものだし、能力のある人が必ず評価されるわけでもない。人間とはそもそも、そんなに合理的でも公平でもない。...
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人はなぜ、そこにいるのか

前回、「とかくに住みにくい」人の世で、「気がつけば、ここにいる」自分のことを少し振り返ってみた。 そして、誰もがみんな「そこにいる」。 長く実社会にいると、実にいろいろな人を見る。驚くほど頭の切れる人。人の心をつかむのがうまい...
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気がつけば、まだここにいる

「とかくに人の世は住みにくい。」前回、久しぶりに読み始めた夏目漱石の「草枕」に触発されて、住みにくい「人の世」というものを振り返っている。 ボクは、現在、世間一般では「政治家」と分類される立場にいる。でも、政治家というのは、もう少し...
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とかくに人の世は住みにくい――イノセントな不調和

「智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。」 あまりにも有名な一節。そんな言葉が、ある日突然自分の中で引っ掛かる。そんなことが誰でも時々あるのではないだろうか。というわけで、...
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