ESSAY|人と社会 ふたつの世界を渡る | 漱石『草枕』を読み終えて②半歩離れて見る
第2話 半歩離れて見る
『草枕』を読んでいて、妙に心に引っ掛かった言葉がある。「余裕のある第三者の地位」漱石は、人の世の利害や感情から離れて物事を眺める立場をさして、そんな表現をしている。
主人公の画工は、俗世の煩わしさから逃...
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