大好き札幌! 緊急事態宣言は延長されるみたいだけど前向きに過ごそう(第2回)

大好き札幌
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北海道に発令されている新型コロナウィルスに掛かる「緊急事態宣言」は6月20日まで延長されることになりました。
このコロナ禍で少しでも前向きに生活するために、そして全国的にも厳しい状況にある「札幌」をできるだけ早く回復させるために、私なりに考えたことや実践していることなどを、3回に分けてご紹介しています。

第1回では、自粛生活の中で心と体を健康に保つために、増えたおうち時間を気持ちよく活用しようと私が実践している方法の一部をご紹介しました。

今回はその第2回です。

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ニュースから逃れろ!

ニュースは毒になる

皆さんは毎日どのくらいニュースに触れますか?

テレビ、新聞、インターネットなどなど。現代社会は情報の洪水です。

そんな中で大量に流されているニュースを見て、聞いて、読んで、皆さんはどのような気持になりますか?

楽しい気持ち、幸せな気持ちになりますか?

スポーツ選手の活躍みたいなニュースだったらうれしくなるかもしれませんね。
私も松山英樹選手のマスターズ優勝のときは、ニュースどころか毎日寝不足状態で中継を見て興奮してました。

でも、大抵はニュースを見て不安になったり、怒ったりする方が圧倒的に多いんじゃないですか?

普段流れるニュースを思い起こしてみてください。

事件、事故、地震や豪雨などの自然災害や地球温暖化、深刻な貧困、不景気や将来不安、
政治の体たらく、政治家や芸能人のスキャンダル、幼い子供に対する暴力などなど、
気が重くなる、怒りが湧いてくるようなニュースがほとんどです。

世の中、本当にこんなに悪いことの方が多いのでしょうか?

私は最近、触れるニュースの量を大幅に減らしました。

おかげで心の安定が圧倒的に増しました。

ハンス・ロスリング氏の世界的ベストセラー “FACT FULLNESS(ファクトフルネス)”によると、
人は「ドラマティックすぎる世界の見方(ネガティブな見方)」をしがちだが、
客観的な事実に基づいて見ると、
「時を重ねるごとに少しずつ世界はよくなっている。何もかもが毎年改善するわけではないし、課題は山積だが、人類が大いなる進歩を遂げているのは間違いない」らしいです。

そう、現実には世界はたくさんのポジティブな情報にもあふれているのです。

でも私たち人間はネガティブな情報を選好してしまう生物らしいのです。
私たちには「ネガティブバイアス」がというものが備わっているそうです。
ネガティブなイメージの方がポジティブなイメージよりもずっと強烈に印象や記憶に残ってしまうのです。

もらった1万円より無くした5千円の方がずっと強く記憶に残る。
ご馳走になったことは忘れても、ご馳走したことはしつこく忘れない!
そんな悲しい存在らしいんです。私たちは。

なので、情報を「商品」としているメディアは、人々が好む「ネガティブな情報」をメインに提供しているのです。

「でもネットニュースからなら受け身でなく自発的に情報を得られるでしょ!」という反論も聞こえてきそうです。

ですが、インターネットでは自分から情報を探しに行きます。
結果として無意識に自分の「好みや意見に合った(ネガティブな)情報」を選んで探し、憤りを募らせることになります。
さらにお節介なことに、AIがその偏った考えを正当化する情報を次から次へと提供してくれます。
インターネットが常に「炎上」の舞台となっていることにも納得がいきます。
気を付けないと。

メディアやインターネットを通じてこういったネガティブな情報に触れた私たちは、
不安や怒りを掻き立てられ、慢性的にストレス状態にさらされることになります。

ストレスが体に様々な悪影響を与える、つまり有毒となることは改めて説明する必要はないでしょう。

ニュースはネガティブ情報が中心 → 不安や怒り → ストレス → ニュースは体に毒

こういう因果関係が成り立つのです。

ニュースを見ると体に毒だということに、少し納得いただけたでしょうか。

皆さん、ニュースはほどほどに。

自分にできることに時間を振り向けよう

さて、ネガティブなニュースを見て不安や義憤にかられたあなたはどうしますか?

当事者に苦情を言ったり説教をしにいって正しますか?
一般にはそんなこと無理ですね。

家族や友人にしたり顔で話して共感を求めますか?
迷惑がられるか、ひと時の世間話として一緒に盛り上がるか。
せいぜいそんなところでしょう。

大半のニュースが私たち個々人がいちいち反応しても詮無いことばかりです。
これらは私たちにはコントロールできないことです。

まあ中には、私たちがニュースに対し具体的に行動できることもあります。

被災地の惨状を見てボランティアや募金をするとか。
消費者物価指数の発表を見て、株式や投資信託の売買判断をするとか。
頭にくる政党に投票しないとか。

その場合でも、ニュースから得られる受け身の情報は一般に上っ面の部分ばかり。
また知性より感情に訴えるように提供されます。
とても賢明な判断をする材料にはなり得ない不十分、不適切ものがほとんどです。

 神よ、変えることのできないものを静穏に受け入れる力を与えてください。
 変えるべきものを変える勇気を、
 そして、変えられないものと変えるべきものを区別する賢さを与えて下さい。

ニーバーの祈り

本来、私たちには目の前の現実の生活があります。
仕事や実現したいことがあります。
家族や友人がいます。

そこに自分が本当にすべきことやできることがあるはずなんです。
自分でコントロールできることが。

そしてそれらに必要な情報は、仮にニュースを遠ざけたって、何らかの形で入ってくるものです。
不足があれば書物や詳しい人から得られる情報の方がニュースよりも有益で信頼も置けます。

コントロールできないニュースの向こう側などに心乱されるより、
自分でコントロールできることに向き合う時間に振り向けた方がよっぽど充実感や幸福感が得られると思いませんか。

皆さん、ニュースはほどほどに。

“News Diet(ニュースダイエット)”をお勧めします

“News Diet”(ロルフ・ドベリ 著)という本をお読みになった方もいらっしゃると思います。

異常なまでに溢れかえる情報とその中で翻弄される我々人間たち。
本来、人が情報を利用して人生の質を上げればよいのに、
情報に人が踊らされてわざわざ人生の質を下げてしまっている。

こんな危機感を抱いていた私にとって「我が意を得たり!」の内容でした。

コロナ禍で世界が不安定な今、心の安定や適切な思考を身に付けるための有意義なヒントを与えてくれる良書だと思いますので、この自粛期間を機に是非お読みになることをお勧めします。

さて、今回も最後までお読みいただきありがとうございました!

次回(第3回)は、長く地方行政に関わってきた経験などから、コロナとの闘いに向けて北海道と札幌、そして中央政府のあるべき関係を考察し、大好きな札幌のよりよい未来に思いを馳せてみたいと思いますので、引き続きよろしくお願いします!

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